大人になって英語を独学で、もう一度学び直そうと思っても何から手を付けたらいいか悩むことありますよね。
これまで数百名の初心者の生徒様の学習を伴走させていただきましたが、最初は悩まれている方がとても多かったです。
まず、英語が上達する仕組みを知っていただき、必要なポイントを抑えて学習していただきました。
その結果、英語を使用する大手EC会社への転職が叶ったり、留学に必要なスコアの取得をご一緒できました。
そこで、この記事では、「英語が上達する仕組み」と「初心者が独学で英語を学習する時のポイント」について英検R1級、現役英会話講師の私が解説します。
英語ってどうやって上達していくの?(敵を知る)
「英語が話せる」とは?
「英語が話せる」とは、相手が言ったことを聞いて理解した上で、自分の思っていることを相手に伝えられることです。
なぜならば、一方的に話すようなプレゼンではなく、「会話」の場合「話す」前には必ず「聞く」があります。
正しく理解できないまま、自分の思っていることを言っても、コミュニケーションは取れません。
同時に、自分の思っていることを100%まで行かなくても、意思疎通に支障がないレベルの正確さで「話す」必要があります。
話す練習をたくさんして自分の思っていることを100%思い通りの英語で話せるようになっと想像してみてください。
その状態で海外旅行に行き、空港の入国審査で審査官の方の言っていることを仮にほぼ何も聞き取れなかった場合、「話せる」という力が発揮できません。
英会話と聞くと、「話す」に意識が向きがちです。しかし、自分の思っていることをしっかり「話す」ためには相手の言っていることを「正しく聞き取る」ことができるというのも欠かせません。
上達とは?日常会話とは?
英語の「上達」とは?何ですか?と聞かれたら、皆さんは何と答えますか?
ここが曖昧だと、上達していたときても、「上達している気がしない」と感じてしまうかもしれません。「上達」を定義しておきましょう。
「上達」とは「過去にできなかったことができるようになる」と私は定義しています。
「できなかったことが、できるようになる」と考えると、取り組む内容が明確になり、自分自身でも出来ていなかった事ができるようになった実感は感じやすく、「できること」を増やせば良いのです。
具体的には、英語は教科書的な「知識」ではなく、ピアノやサッカー、料理のような「スキル」です。音楽やスポーツの「上達」で考えると、弾けなかった曲が弾けるようになること、できなかったリフティングが出来るようになるなど、「出来なかったことが出来るようになる」を上達と捉えているのと同じ考え方です。
まず、「できなかったこと→一つひとつできるようにしていく」を「上達」と捉えましょう。
上達に必要なものは?
「上達」とは何かがクリアになったところで、次はどうするべきか?を考えましょう。
ありきたりの答えになってしまいますが、「インプットとアウトプット」のサイクルを回すことです。
アウトプットする前に「インプット」が必要です。かと言って、「インプット」ばかりに偏っても、いざ必要なタイミングでが来ても「アウトプット不足」では話すことが難しいです。
サッカーを例に考えてみましょう。
サッカーが「できる」ようになるにはまず、知識の「インプット」として、ゲームのルールや戦略を学ぶ必要がありますが、それだけでは足りません。
ドリブルやシュート、連携などの練習をしなくては、「知識」は意味を為しません。
では、ルールや戦略を学び、シュート練習やパス練習をしているだけで、試合のMVPになれるでしょうか?
試合には試合ならではの緊張感、相手の出方に合わせて自分の戦略を練り直す必要が場合によってはあります。
試合でも活躍できるようにするにはどうしたらいいのか?
それは「実践」でインプットをアウトプットして試すことです。
「上達」するには、知識とスキルの「インプット」をし、何度も実践で「アウトプット」する必要があります。
アウトプットをしてみることで、その時の自分に必要なインプットが見つかることもあるので、またサイクルを繰り返します。
今の英語学習、どちらか一方に偏っていませんか?
独学で学習する上でのポイント(戦略)
独学で英語を学習していく上での3つのステップと3つのポイントを解説します。
独学での3ステップ
3つのステップはとてもシンプルです。
① 学習目的・目標の設定
② 現状把握
③ 適切な負荷の学習・教材でギャップを埋める
① 学習目的・目標の設定
軽視されがちなこのステップですが、実は1番大事なステップです。
生徒に目標を聞くと、「英語で困らないレベルになりたい」「仕事である程度使えるレベルになりたい」と聞きますが、このままでは目標が曖昧です。
目的・目標が曖昧であれば、モチベーションの維持が難しくなります。
一方、目的や目標が映像でイメージできるほど鮮明に描けていれば、目的地がはっきりしているので、行動するモチベーションが湧きやすいです。
そして、もう1つ目標設定の難易度は、「今の自分のレベルで、努力すれば届きそうなライン」が良いです。
例えば、以下の①と②どちらが貯金をするモチベーションが高いですか?
①「いつか・どこかの南国の島に・数日行く」
②「半年後・ハワイの〇〇ホテルに・1週間行く」
また、貯金する金額が明確なのはどちらでしょうか。後者ですね。
貯金額が明確になれば、具体的な節約のための行動のイメージも湧きますが、金額が曖昧だとどこから手をつけたら良いか分かりづらですね。
そして、毎月のお給料で日々の生活を賄うのがギリギリの人にとって、100億円の豪邸を購入する目標となると、達成できそうなイメージが湧きにくいので、そもそも「やれる気」の問題で行動が起こりにくい。
または、行動できたとしても、持続しづらい可能性があります。
だからこそ、英語学習も曖昧な目的・目標のままでは上達に1番必要な「継続学習」をするモチベーションが持続しません。
少し時間をかけてでもいいので、明確にしましょう。
ポイントは「具体的かつ達成可能」です。
現状把握(資格試験など)
目的・目標設定の重要さについて確認しました。目的地が決まったら、次は現状把握です。
目的・目標が具体的であっても、今の自分の実力を把握していないと、全く違う方向で努力してしまったり、高すぎる・低すぎる負荷の学習では、目標達成が困難になるからです。
例えば、車で旅行することを想像してみてください。
まず「ここに行きたい!」という「目的地」をナビに入れます。
そうすると、「現在地」を正しく認識し、そこから目的地に向かうための次のルートを辿っていくから無事に目的地に到達します。
現在地が正しく把握できていないと、どの方向に向かったら良いか検討もつかず、遠回りになりかねません。
目的・目標を定めたら、正しく現在の実力を把握しましょう。
自分1人で把握が難しい場合には、TOEICや CASECなどの資格試験を活用したり、英会話スクールやコーチングスクールの無料カウンセリングを活用するのも手です!
適切な負荷の学習・教材でギャップを埋める
目的・目標、現在の実力が把握できたら、その目標に対するギャップを埋めるために学習します。
そのとき、冒頭でお伝えした、「知識・スキル」を適切な負荷で「インプット」し、実践を通して「アウトプット」がバランスよくできるようにしましょう。
負荷が適切でないと、モチベーションも持続しにくく、難しすぎると身につく力も身につかないまま、ものすごく時間がかかってしまいます。
筋トレで想像で想像するとイメージが湧きやすいと思います。
ウェイトが軽すぎると筋肉は育たず、重すぎると持ち上げることすらできないのでスタートラインにも立てません。
しっかり筋肉を肥大させるには、今の自分のレベルより+1ぐらいで、持ち上げられる負荷を選ぶと良いと言われています。
正しく自分の現状把握をし、適切な負荷の学習内容や教材を選ぶことで、目標と現在地のギャップが着実に埋まっていきます。
独学学習の成功確率を上げる3つのポイント
これまで多くの生徒のサポートをしてきた経験から、独学で英語を学習する上で、以下3つのポイントを気をつけていただきたいです。
記録する
一見手間にも感じられますが、自分の学習を記録していくと、学習が非常に継続しやすくなります。
理由は大きく2つです。
1つ目に、「連続○日継続中」という状態を作ることで達成感が生まれ、継続できている状態そのものを継続することも1つの目標になっていきます。
これは複利で伸びる1つの習慣でも紹介されていました。「今日も継続できた!」と、カレンダーに印をつけたり、シールを貼ることが「報酬」になります。
そして自分は「継続できる人」「英語学習を続ける人」というセルフイメージを強めることにも繋がり自分の自信にもなるのです。
もう1つは、学習を継続していくなかで効果があった学習法とあまり効果がなかった学習法を振り分けていくためです。
今では、色んな学習法が巷では広まっていますが、その発信者に効果のあった学習方法が必ずしも読者のあなたに効果があるとは限りません。
一定期間試してみて、振り返って効果測定をする必要があります。
そのためにも「記録」をとっておくことが重要です。
目標の再確認・軌道修正をする
「手段の目的化」という言葉を聞いたことはありますか?
本来は目的を達成するために、手段として取り組んでいたことが「目的」になってしまい、何のために努力しているのか分からなくなって本質を見失ってしまうことです。
これこそがモチベーションダウンに繋がります。
ですので、定期的に目標を見返す、再確認することは本来の目的を見失わないためにも必要です。
目標を見返すべき理由は、本来の目的を見失わない以外に、本当に目的に向かっているかのチェック、方向がずれてきているのであれば軌道修正をするためです。
効果的に軌道修正をするには自分の現在地を正しく把握し、今取り組んでいる学習内容で効果が出ているのかを検証する必要があります。
例えば、旅行では「目的地」に到着するために、「飛行機」「車」などの手段を選択します。
車で行く場合、常に「どこに向かっているのか」をナビは示してくれています。
そして目的地から進路がズレた場合、ルートを軌道修正してくれて目的地に確実に到着できるようにします。
これらは必ず目的地ありきですね。
学習に没頭すると、「何のために」こんなに英語を頑張っているか分からなくなって、モチベーションが下がってしまうことあります。
そうならないためにも、1週間に一度は目標の再確認・1週間の振り返りをして、必要に応じて軌道修正をしましょう。
焦らない・長期視点を持つ
繰り返しになりますが、英語は「知識」ではなくピアノやスポーツ、プログラミングのような「スキル」です。
知識は詰め込めば短期間で記憶に入れられるものもありますが、何かが「できる」ようになるスキルの習得にはある程度の時間がかかります。
一朝一夕では習得できない、と最初からマインドセットをしておくと思い通りの上達になっていない時も焦らずにすみます。
もう少し説明をすると、無意識にできる「スキル」は何度も反復したことにより、短期記憶から長期記憶へと移行したものになります。
無意識に何かができるようになるには4つの段階があり、何も考えずに英語が話せるようになるには一番上のレベル4です。
どうしたって、レベル1〜4に上がっていくには時間がかかります。焦らないでいきましょう。
レベル1:無意識・無能(意識もしていないし、できない)
レベル2:有意識・無能(意識してもできない)
レベル3:有意識・有能(意識すれば、できる)
レベル4:無意識・有能(意識しなくてもできる)
皆さんもご自身の例を考えてみてください。
皆さんが何かを無意識にできるようになるまでどのらいの時間がかかりましたか?
バスケットボールの場合、レイアップが無意識にできるようにようになるまで、まずステップの仕方とボールを離すを知識的にインプットします。
次に学んだことを考えながら、やってみますが最初はなかなかネットに入らないかもしれません。
反復しているうちに、考えながらであれば成功する回数も増えていきます。
そして最終的には実戦の試合でもわざわざ考えなくても体が覚えてる状態になります。
レベル1からレベル4まで到達するプロセスを早める努力はできますが、近道はありませんし、時間・根気が要求されます。
言うまでもないかもしれませんが、上達のプロセスを早めるには、反復回数・試行回数を増やすことです。
英語上達のプロセスは、学習効率を上げることで早めることは可能ですが、それでも時間がかかることに違いはありません。
着実に上達していくために、焦らず、長期視点を持つようにしましょう。
Rome was not build in a day.
初心者がやるべき学習法3選(戦術)
ここからは、英語学習初心者向けのインプットの学習法を3つご紹介します。
単語学習-聞けなきゃ返せない
全ての技能「読む・聞く・話す・書く」の基礎となる単語学習は非常に重要です。
「読む・聞く」の受動スキルでは、内容に合わせた単語を「知っていて、理解できている」必要があります。
あくまでも受動スキルなので綴りを覚えるところまでいかなくでも、見て分かる、音として聞いて理解できるレベルを目指しましょう。
日本語に例えると、「薔薇」「憂鬱」は読めるけれども、書けない状態で十分ということです。一方、「書く・話す」の能動スキルでは、単語を知っている「だけ」では足りず、「正しい綴り、もしくは伝わる発音でアウトプットできるレベルを目指しましょう。
サッカーに例えると、戦術を知って、理解できているだけでは足りず、試合の場面で実行できるまで練習で訓練しておくということです。
できるようになりたい技能に合わせて、単語の学習を進めましょう。
日常会話であれば、まず最低でも英検3級のCEFR A2程度を目指すと良いです!
文法学習
単語は「部品」と考えると、部品をのせる「本体」が必要になります。
文法は1つ1つの部品を1つの商品として届ける「本体」です。
単語を十分に知って使えることも大切ですが、聞き手にも理解する負荷をかけすぎないためにも「伝わる程度の文法・構文力」は必要です。
ノーミスで文章を作れるようになる必要はありません。大切なのは「誤解なく、相手の話している文を理解できること・誤解なく、自分の意見が相手に伝えられる」ことです。
近年日本では、外国の方も多く働かれています。時には完璧な日本でないかもしれませんが、コミュニケーションが取れるレベルはあることが多いですよね。
言葉は意思疎通のための手段ですので、「誤解なく」そのやりとりができる文法力を目指しましょう。
発音練習
「発音」も完璧な「アメリカ英語・イギリス英語」のような発音を目指す必要はありません。
発音は言葉を相手に届けるための最後の「手段」です。
文法の部分でも書きましたが、「誤解なく、自分の言っていることが相手に伝わる発音」であれば十分です。
実際に世界中の英語話者のうち、英語を母国語としている方よりも、英語を母国語としない方の方が圧倒的に多いです。
その分発音も多様です。
決してどこか1つの発音が正しい、ということではなく意思が疎通できるレベルをまずは目指すことが大切です。
さらに、発音は英語を「聞く」ことにも影響してきます。
なぜならば、正しい発音を知っていないと、発音されても認識できないからです。
例えば、病院で「山田(やまだ)」さんを誤って「さんだ」さんと読んだら「山田」さんは正しく認識できないですよね。
極端な例でしたが、自分が正しく発音できることは聞き取ることができます。
完璧な発音を目指す必要はありませんが、まずは「伝わる発音」を目指しましょう。
実践・アウトプットの方法3選
続いて、アウトプットの仕方を3つご紹介します。
独り言トレーニング
1つ目は、英語学習について調べたことある方なら一度は目にしたことがある「独り言トレーニング」です。
独り言トレーニングには、「今目の前で見えていること、起こっていることの情景描写」や「一人二役会話」など、様々です。
独り言トレーニングが良い最大の理由は、場所問わずどこでもできるところです。
むしろ、場所が違えば描写で必要な単語が変わって良い練習になります。
更に、誰かに聞かれているわけではない(外でやる場合は小声、もしくはマスクありが良いですね笑) ので、間違いを気にせず挑戦できることです!
例えば、電車の中でパソコン作業をしている女性がいたら、このような描写ができるかもしれません。
A woman is doing some work on a computer. She looks very busy.
単語帳で出てきた単語を使ってみるのもいいですね。
情景描写トレーニングは、日常的に必要な英語を練習できるだけでなく、英検®︎やTOEIC®︎L&R のパート1などの対策にもなります!
金もかからない「独り言トレーニング」ぜひ試してみてください!
日記・ジャーナリング
独り言トレーニングに似ていますが、「書く」という要素が入ってくる「日記」はライティング力強化にもなります。
加えて、一日の振り返りができる「ジャーナリング」という点では一石二鳥ですね!
英語で日記を書くときに大切なことは、先に日本語で思っていることを書き出してみるということです。
持っている英語力だけで勝負しようとすると、限定的な文章と単語になってしまいます。
なので、まず日本語で思っていることを書き出した後は、一度自分の力で英語にしてみて、それでも英語にしきれなかったものを調べて必要に応じて書き直します。
一度「自分で」英語にしてみることが大事です!
例えば、日記に「営業で受注が取れなくて悔しかった」と書いた場合。
「営業」、「受注」、「悔しい」など、英語でなんていうんだろう?
という単語が出てくるかもしれません。
しかし、これらの単語はあなたが実際に普段使う可能性の高い単語なので、新しく仕入れる必要があるものです。
調べる前に自分なりに一度文を作ってみてください。
その方が学びが大きいです!
ということで、この文の英訳の答えはあえて言いません笑。
ご興味のある方はチャレンジしてみてください。
オンライン英会話
「独り言トレーニング」や「日記」はお金をかけずにできるおいう点ではメリットが大きいです。
しかし、アウトプットがどの程度伝わる英語なのかは自分では分かりづらいですね。
そこで「オンライン英会話」の活用がオススメです。
「オンライン英会話を毎日受講していれば英語上達するでしょう!」や「英会話スクールに通いさえすれば英語上達するだろう!」というほど英語は甘くありません。
英語に限らず、楽器でもスポーツでもプログラミングでもそうですよね。
自学習があって、レッスンや試合です。
オンライン英会話「で」何かを学ぶというスタンスではなく、「自分で練習していたものを試してみる実践の場」と捉えた方が自学習の効果測定はしやすいです。
単語を例に考えてみましょう。
新しい単語を覚えて、それらを使った文章を自分で作ってみたとします。
その単語の使い方が正しいのか、文が伝わるのかは、実際にその言語を話す方に伝えてみて、自分の意図している通りに伝われば良いですし、伝わらなかった場合使い方に間違いがあるかもしれません。
もしくは、使い方はあっていたが、発音が違った、など。
オンライン英会話で特に伝わらなかった場合などは、正しい使い方を教えていただくことができるのはメリット大です!
オススメ教材3選
何から手をつけたら良いか分からないという方に3つオススメの教材をご紹介します。
英検®︎単語
英検®︎は「実用英語技能検定」の略ですが、名前の通り「実用英語能力」を検定です。ですので、問題の話題もも「日常会話・アカデミックな内容・ビジネス」など幅広く出題されます。検定は受けないまでも、ご自身のレベルに合った級の単語を学習するのはオススメです。
旺文社出版の出る順シリーズ(日常単語の基礎固めならまず3級から!)英検3級 でる順パス単 [ 旺文社 ]、文単シリーズ(日常会話ならまず3級から!)英検3級 文で覚える単熟語 [ 旺文社 ]がお勧めです。
英検3級 でる順パス単 [ 旺文社 ] 価格:1,265円(税込、送料無料) (2024/12/29時点) 楽天で購入 |
中学英語を一つ一つ分かりやすく
文法の「知識」に不安がある方、基礎からていねいにやり直したい方にオススメなのが中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版 [ 山田 暢彦 ]という教材です。教材のつくりとしては、見開きで左のページに解説、右に演習問題という構成になっています。見開きで完結するのは学習ペース作りにも良いです!
この教材がおすすめなのは、解説がイラスト付きで文法を使用する場面をイメージしやすくなっている点です。文法は知識のインプットのためだけにやっても会話という観点では意味がありません。実際にどんな場面でその文法が使えるかまで理解をする必要があります。
瞬間英作文
文法の知識がある程度固まってきたら、高校レベルの文法を知識的にインプットするのではなく、中学英語で出てくる文法を瞬間的に使えるようにする方が会話においては先決です。
そこでオススメなのが、どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 反射的に言える (CD book) [ 森沢洋介 ]です!
この教材がおすすめなのは、簡単な例文を即座に口に出せるようになるまで練習できる例文がたくさんあり、アプリ版もある点です。
まとめ
独学で英語を身につけていくには、まず「目的・目標」を徹底的に明確にしましょう。
目標が具体的で期日がはっきりしていればいるほど、自分がどこに向かって学習しているのかが明確でモチベーションの維持もしやすくなります。
1人で英語を学習していく道は決して簡単ではありませんが、不可能ではありません。
日常会話ができるレベルであれば、可能だと考えています。
一人で続かないと思ったら、悩まずSNSで同じ学習者を探したり、英会話スクールやコーチングスクールなどプロを一度頼ってみてください。
無料カウンセリングや体験をやっているところがほとんどなので、何かヒントがもらえるかもしれません。
もちろん、私にご連絡いただいても構いません!
I wish you the best of luck in your English studies!